院長周辺雑記(79:2013年6月分)




(13/6/5水曜分)
第一水曜日午後は休診にして「産業医活動」を行う。本日はトーカドエナジー白石工場である。14時00分より約一時間の「安全衛生委員会」が3F大会議室で開催される。2年前に建て替えられた新工場なので、全てが最新で新しく綺麗である。プレゼンは、約3×4m(?インチ)の電動スクリーンにプロジェクターを用いてパワーポイントで行われる。総務の方が議事進行役を担い、約十個位の議案を審議していく会議である。委員会冒頭では、皆が起立して、唱和が行われる。


トーカドエナジー株式会社 経営理念
私たちは、クリーンエナジー製品で地球に優しい未来をつくります。

製造統括部 品質方針
高品質を目標とし、お客様に信頼され満足される商品を提供する。

製造統括部 安全衛生方針
安全と健康を最優先に、労災ゼロを目指します。


もちろん私も委員の一員なので、起立して唱和する。が、少しは気恥ずかしいと感じるのは、今まで古い医療関係(大学や公立病院)でしか勤務したことが無く、一般の営利企業勤務の経験がないせいだろう。当院では、朝から晩まで忙しく、出勤・退勤時の互いの挨拶がせいぜいで、朝礼や定期の会議はない。私が指示した事項や、各所で発生した連絡事項は、医事チームと看護チームが、それぞれの連絡ノートに記入し回覧することにしている。
15時かなり過ぎに委員会が終わると、総務の方一人とともに、約1時間の「工場巡視」を行う。工場全体は広すぎるので、全ブロックから選定した数ブロックを巡る。工場巡視は主に「作業管理」「作業環境管理」の観点からレポート用紙に評価をチェックしていき、何か気付いた点があれば記入し、できれば改善策につき事業主に提案や勧告を行う。「産業医」は企業の安全衛生委員会の一委員ではあるが、独立して事業主に是正の提案や勧告を行える立場にあることは、労働安全衛生法に明記してある。
診療所に帰ると、午後4時半頃にはなっていることが多い。月初めは、医事チームはレセプト(診療報酬明細書)作成とチェックで忙しいので、午後6時過ぎまで、私もレセプトチェックの仕事を行う。日立のレセプトチェックソフト「べてらん君コラボ」(外部リンク)は、毎度の更新で更に賢く速くなってきている。当院の東芝のレセコン「トリニィティー」(メピオから更新して2012年11月より運用)専用付属の「マイティー チェッカー Pro U」は、チェックすべき項目を拾えず、、チェック不要な項目を拾ってくるし(特にデフォルトの小児用量は少なすぎる。用量設定で変更できるはずだが、医事スタッフには困難な作業のようだ)、何より遅い。1〜4件/秒で約1200件だと、早くて30分はかかっているようだ。「ベテラン君」は約50件/秒と早いので、約1200件だと24秒で終わる。チェック結果でレセプト訂正して、またチェックしても24秒で終わるのでストレスが全くない。勿論、レセプト訂正した1件分をチェックしてみると、まばたき一瞬である。また「ベテラン君」には20項目以上の辞書やメインテナンス機能が備わっており、現在最高のチェックソフトと感じている(あくまで個人の感想です)。マイティー チェッカー Pro Uは、2年目より月々6450円の更新料が発生するが、もう使うつもりはないので、本年9月以前に契約解除の予定である。





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