院長周辺雑記(128:2017年7月分)





(17/7/4火曜分)
午後の診療は、17時40分までにして、18時30分からの【介護認定審査会】(白石A合議体)に行ってきました。7月~9月までの月2回火曜日の6回開催分初回です。委員は、医療より医師1人、歯科医師1人、保健より1人、福祉より1人の計4名で構成されます。介護保険法施行令にて委員長は互選で選ぶとのことですが、いつも互選では、医師の私が多数決で指名されてしまいます。委員長の私の指名で、副議長が決まるので、副委員長には私は歯科医師の千●●●子先生を指名しました。毎年7月~9月の3ヶ月間で6回の審査会があります。私は1年ぶりの仕事で、審議内容の一部が去年とは異なっており(有効期間の延長が異なる)、議事進行には注意力や迅速力や忍耐力が必要です。今日は1年ぶりでもあって、私は結構緊張して舞い上がってしまいました。進行上での被保険者違いを、各委員から指摘されるまで気付かないことが1人分ありました。でも進行は結構早くでき、31名分を30分以内で進行して、何とかやり遂げました。が、社会不安障害の私には、結構の気疲れとなりました。資料として議長メモ(内部リンク)が渡されるのですが、分かる人には分かる個人情報(多数桁の介護保険被保険者番号)がのっており、認定審査会後に担当の仙南広域行政職員さんに、他の資料とともに一括返却することにしています。下記の資料「次第と根拠施行法令・組合規則」は問題ないので転載致しました。
資料(表)介護認定審査会 次第 2017.07.04 介護保険法施行令 2017.07.04資料(裏)(27KB)pdf書類
介護認定審査会の後には、私事ですが午後8時40分から、吉村歯医者さんの予約があり、気分不調ですが行ってきました。東京の歯科技工士さん作成の瀬戸?焼き義歯が透明感ある逸品だそうで、ピッタリと収まりました。多分30μm以内の誤差で、しっかりと収まります。



(17/7/5水曜分)
午後は、福島営業所より「浅野防災」(外部リンク)さんが来て、約2時間かけて、院内建物内の防災施設の定期保守点検を施行された。報告書は、当院と白石消防署に、後日発送してくれるそうです。



(17/7/6木曜分)
午後6時30分より小料理屋の「東小路」に旧第三内科在籍者が集まり、本年10月23日(月)の「仙南尚仁会」の打ち合わせが行われました。私は文書作成や発送係となりました。仙南地区は四つに分かれており、白石地区は今回4年ぶりに担当となったのです。申し送りの大きい買い物袋には、紙媒体の資料の他に、平成26・27・28年度に作成された文書が、CD-R3枚にて保管されていました。これを元原稿として今年度の文書を作成するので、非常に楽でしょう。



(17/7/9日曜分)
仙南尚仁会の郵送物の姓名・.所属.・所属施設住所をラベル印刷できるようにするため、休みを押して「紙媒体の2016年12月31日現在の尚仁会会員名簿」から、仙南尚仁会部分名簿(58名分)をカード型データベース書類に入力しました。何気なく、室内に花束と飴の袋を見つけたので、奥さんに訊いたら、長男が9月の私の誕生日プレゼントとして置いていったそうです。昔からなかなか優しい長男ですが、はにかみ屋でもあります。私には黙っていました。
誕生日プレゼントとして長男から貰った花束と飴の袋 2017.07.09
拡大して見えます



(17/7/10月曜分)
名簿の生年月日・卒業年・入局年を診療の合間に入力しました。そしたら本日7月10日は、白石市の●津●科●院の梅●佳●先生の7●歳の誕生日と気がつき、先生に古稀の御祝いを電話して伝えました。今まで誕生祝いの電話は家族の物しか入れた事なかったので、梅津先生は満更でもなく嬉しそうでした。仙南尚仁会の決定事項を、いくつか教えて頂きました。



(17/7/11火曜分)
午後の診療は、17時40分まで(受け付け)にして、白石市の舞鶴会館まで行って、【白石市医師会学術講演会pdf書類(720KB)に参加してきました。


 白石市医師会学術講演会 2017.07.11       白石市医師会学術講演会 2017.07.11

 白石市・舞鶴会館 3階
 情報提供:18:00~18:30
 『サムスカ錠 -最近の話題-』 大塚製薬株式会社 仙台支店 江成 幹人 先生

 参考:サムスカの添付文書pdf書類(40KB) 参考資料:医療関係者へのパンフレットpdf書類(7.73MB)
 
 特別講演:18:30~19:30
 座長:菅野 裕幸 先生
 かんのリズムハートクリニック 院長
 『地域連携の強化を踏まえた心不全治療の標準化を目指して                                        .
 演者:坪井 英之 先生
 大垣市民病院 循環器内科 副院長

 ※講演会終了後、情報交換会あり
 ※日本医師会生涯教育講座:1.5単位
 CC(19:身体機能の低下、43:動悸、45:呼吸困難)
 共催:白石市医師会/大塚製薬株式会社

 

 「サムスカってナンスカ?」・・・・・・私の内科開業医としての認識でした。勉強不足を反省。「ハンプ」もあったような。
 どちらも開業医レベルでは使えないので、名前だけは聞いて知っていたのだが。


  本日の講演内容

 1、生理学的事実

 2、慢性心不全の病態生理

 3、浮腫の成因と臨床的意義

 4、従来の浮腫治療とその問題点

 5、心不全と交感神経

 6、当院におけるトルバプタンの使用経験

 7、トルバプタンの特徴と有用性

 8、具体的なトルバプタン使用法とその効果

 9、まとめ


  結語

 1、慢性重症心不全例には、ループ利尿剤、RAS抑制剤の投与が必須であるが、
   長期にわたる投与により、腎機能の低下は避けられない。

 2、腎機能の低下は心不全患者の予後を明らかに悪化させる。

 3、そのような症例の水分管理に早期からトルバプタンを用いることにより、腎機能の低下が予防できる可能性があり、
   ループ利尿剤単独使用例に比し予後が改善するかもしれない。

 4、今後トルバプタンの腎保護作用機序を明確化する必要性がある。
   その中で、トルバプタンは、細胞内浮腫改善、RAS活性抑制、腎血行動態改善などの機序で腎髄質虚血の進行を予防しうる。
   その結果腎臓からの求心性交感神経亢進の抑制を介して全身の遠心性交感神経活性を抑制するかもしれない。

 5、以上のような薬効から、トルバプタンは、心不全治療に於いて、対症療法薬のみならず、原因療法薬としてβブロッカー、
   RAS抑制薬と並んで、できるだけ早期に使用する必要がある。
   そのためには、今後心不全治療に於いて病診、病病連携がますます重要になる。

(出席 : 白石市医師会 18名、その他 17名)計35名
例の如く、日本医師会生涯教育講座1.5単位を頂き、情報交換会には義理を欠いて出席しませんでした。



(17/7/15土曜分)
明日から三連休のところ、午後の診療を終えてから、仙台の自宅近くの仙台国際ホテルまで行き、勉強して参りました。

 【第69回仙南六郡市医師会総会並びに宮城県医師会医師研修講習会pdf書類(4.51MB)(岩沼市医師会担当)               .

 第69回仙南六郡市医師会総会並びに宮城県医師会医師研修講習会 2017.07.15

  仙台市・仙台国際ホテル

  ─ プログラム ─

 14:30 受付開始

 15:00 第69回仙南六郡市医師会総会

 15:30 講演会・宮城県医師会医師研修講習会(仙南地区)
         司会::岩沼市医師会副会長  松島 忠夫 先生

 (講演Ⅰ)   座長:宮城県医師会常任理事 橋本  省  先生
  
   『過労死の現状と医師の役割
         仙台錦町診療所・産業医学センター
                     センター長 広瀬 俊雄 先生

 (講演Ⅱ)   座長::宮城県医師会常任理事 橋本  省  先生
   『結核の現状と将来の対応策を展望する
    ~バイオ医薬品使用時の併発結核への対応を含めて~
          東北大学加齢医学研究所
          抗感染症薬開発寄附研究部門
                         教授 渡辺  彰  先生
 
 17:30 みやぎ医療福祉情報ネットワーク協議会
    「MMWINについて」

 18:00~ 懇親会・会費:3,000円


 ※日本医師会生涯教育講座:2単位
 CC(1:医師のプロフェッショナリズム、8:感染対策、10:チーム医療、46:咳・痰)
 ※日本医師会認定産業医制度研修会:1単位(生涯研修:専門研修「メンタルヘルス対策」1単位

 
 《講演1》 講演要旨

 『過労死の現状と医師の役割

 仙台錦町診療所・産業医学センター センター長 広瀬俊雄 先生

 §過労死問題の経過と現状
  過労死が社会的に取り上げられてから30年になろうとしている。平成26年11月に過
 労死等防止法が施行され、昨年からは「過労死等白書」が年報として発表(発刊)され、
 「現状」を経時的に知ることが出来、「予防への取り組みが可能な時代」に入ってきたと
 いえる。「新たな流れ」に医師・産業医も参加し、「予防」を着実に実現していかなけれ
 ばならない時でもある。しかし、この「流れ」は、決して「順調」とは言えないのも
 「現状」である。その代表が、「第2の電通事件」である。新入社員の高橋まつりさんが、
 仕事自体の長時間労働に加え、連日37項目にも昇る反省会、頻繁に行われる「接待の
 担当と反省会」等に耐え切れず自ら命を絶った事件である。この事件は、「過労死等予
 防法」施行だけでは尊い命は守られない、ということが白日の下になり、いわゆる「さ
 ぶろく協定(労基法第36条)」で放任されてきた「残業時間の上限青天井」の問題と相まっ
 て「過重労働対策」に対する世論の高まりを背景に、政府の方も「働き方改革」の中で
 の政策課題として扱われるようになってきた。ところが、強い期待が持たれたにも関わ
 らず、「政労使合意」は、数々の「留保・除外事項」が盛り込まれ、「過労死防止」の流
 れが「逆流」となりかねないのが「現状」である。
 §医師・産業医の役割
  国際語に迄なっ(てしまっ)た「過労死(KAROSHI)」への対策・予防の遅れには、
 医学会の取り組み方も影響したと考えられる。働く人の在職死亡急増に対し「過労死」
 としてではなく「急性死・突然死」として扱ったからである。WHO・ILOが「work-
 related disease (労働関連疾患)」を強調してきたのに対し、「生活習慣病」としてきた
 ことも同様である。医師・産業医は、日常診療において「疾病・障害の労働背景を把握
 する」ことを強めることが、この「現状」を前に進めることにつながる。


 《講演2》 講演要旨

 『結核の現状と将来の対応策を展望する』
 ~バイオ医薬品使用時の併発結核への対応を含めて~

 東北大学加齢医学研究所 抗感染症薬開発寄附研究部門 教授 渡辺 彰 先生

  本邦の結核患者は着実に減少している。しかし、一般病院やクリニックで結核が発生
 すると困惑が大きい。感染伝播予防はもちろん重要であるが、喀痰塗抹陽性の患者を結
 核病棟のある病院に紹介しても、引き受けてもらえないことが往々にしてあるからであ
 る。なぜそうしたことが起こるのか? 講演では、その理由と将来の打開策、そして今、
 どのように対応するのか?について述べ、併せて、臨床で使用が急増している生物学的
 製剤に併発する結核への対応について述べる。
  欧米には及ばないが、本邦の結核患者は順調に減っている。2015年の新規患者は
 18,280人(人口10万対の罹患率14.4)であり、新規結核患者は毎年、千人規模で減少
 中である。罹患率は西高東低であり、また、農村部より都市部で高い都市型感染症であ
 る。山形、長野、宮城等の11道県で罹患率がすでに10を切り、欧米先進国の域に入っ
 ている。しかし、減少して質も大きく変化した結核患者を診るのは、66年前に制定さ
 れた結核予防法(現在は感染症法に統合)で規定された古い診療体制のままであり、結
 核診療の混迷はこれが主たる原因である。結核診療体制の抜本的な改革が不可避である
 が、すぐに実現するわけではないので、厚労省が25年前から進めている「結核患者収
 容モデル病床事業」が現在の拠りどころとなる。ただ宮城県では、結核モデル病床を設
 置しているのは17医療機関の9床にとどまり、しかも仙台・県央と県北のみにあり、仙
 南地区には一つもないことが問題点である。県内の各二次医療圏に最低I床以上のモデ
 ル病床を設置していけば、将来の新しい結核診療体制へ軟着陸することも可能である。
  生物学的製剤、特にTNF-α 阻害薬は、結核免疫の根幹をなすTNF-α の活性を強く阻
 害するので、既往感染者の多い本邦では結核の増加が危慎されていたが、潜在性結核感
 染症のスクリーニングと抗結核薬の予防投与により効果的に抑えられることが証明さ
 れており、励行すべきである。

(出席 : 白石8名《小松和久先生・佐藤和彦先生・三浦義邦先生・大橋利史先生・佐藤恒明先生・遠藤雅人先生・海上寛先生・佐藤秀一先生・本多修先生・高橋博人先生。菅野裕幸先生・塚本和彦》、柴田11名、角田4名、亘理5名、岩沼10名、名取7名、その他11名)の計56名
18:00からの懇親会には、製薬MRからの協賛なく、会費:3,000円払っての参加なので、堂々と参加してきました。



(17/7/16日(日)~17日(祝日)連休分)
食欲に駆られて、東京に行ってきました。7/16夜には、何とかビストロの店に、6/17昼には本所吾妻橋の「鰻禅」(うなぜん)で二段重を頂きました。ここはアルコール類(ビール1本でも)を頼むと、鰻の頭や鰭を煮物にした酒のつまみが出てくるので、絶対ビールは欠かせません。このような知識が無い一見さんも多いのか、他に酒類を頼む人はありませんでした。カウンター・テーブルを含めて、10人位の席しかないので、最初の行列の10人に入っていないと、2時間待ちとなります。私は6回目の入店で、そのあたりはしっかり認識済みです。店主は、鰻を裁いて蒸して焼き上げるのが、天性に大好きなようです。カウンター越しにいろいろ聞くと、いろいろな蘊蓄を喜んで教えてくれます。
「鰻禅」二段重 6,500円 2017.07.17
(2.51MB)鰻が去年高騰したせいか、値段を上げないからか、例年より鰻が小さくなりふわふわっのご飯が見えています。上から鰻・ご飯・鰻・ご飯の二段重です。



(17/7/19水曜分)
白石市医師会7月移動理事会】18:30~、が白石市の「麦の季」(外部リンク)でありました。うちから徒歩3分の讃岐系うどん屋さんです。先ずは理事会の報告事項や審議事項を決定し、次は待ちに待った飲み会です。お店の夜の部は貸し切りだったようです。うどん屋さんでビール・冷酒以外にでどんな料理が出るかと期待していたら、なかなか充実していました。ホヤの刺身は大きく、ホヤを食べない先生の分まで頂きました。鴨付けうどんの鴨肉が、ローストビーフ状態で供され、最近食べた鴨肉では最高でした。店主の●村さん(●久●に自宅有り)は、現役時代に比べ、しきりに足の肉が落ちたと言っていました。以前、偶然に太股を触診させて貰った時は、普通の女性のウエストより太く、軟らかかったです。



(17/7/23日曜分)
昼過ぎに、小雨降る中、オープンにして、仙台市若林区の自宅へ戻りました。事前に昼食とったかどうかを確かめて、奥さんと三男と一緒に歩いて3分の荒町商店街「ふじやま」に行き、肉増し追いさば節そば+肉増し券2枚と「冷やしそば」を食べました。冷やしそばは夏季限定とのことですが、年中食べても良い一品です。鶏系の澄ましスープに柚の香りが素敵です。鶏のチャーシュー引き締まっては豚と違う香ばしさがあり、初めての体感でした。麺は、他のそばと違い、中太の鹹水が効いた多加水麺でした。鹹水の香りも混ざって、歯ざわり良くシコシコしています。この一品は、頼む人は他に無かったが、それだけ一見さん(初心者)が多いのでしょう。冬場も私は食したい物です。ここの店はいつも品質が安定しており、それだけでも驚異的です。これからも贔屓にしたいので、よろしく頼みますぜ、店主の小松さん。



(17/7/25火曜分)
仙南消化管出血を考える会pdf書類(678KB)(クローズドの会で実は公開できないのですが)
仙南消化管出血を考える会 2017.07.25
19:00~ 大河原町・みやぎ県南中核病院 2階 講堂 に参加しようと考えていたら、
当日の午後8時00分から、吉村歯科医院xさんの予約受診であったのを忘れていて(男は嫌なことはすぐ忘れます)、奥さんに昼過ぎに告げられて、残念ながら欠席してしまいました。

午後6時過ぎに、オリンパスメディカルサイエンス販売((株)仙台支店さんから2人の方が来て、保守点検修理契約品であるEICP-D(DVD録画再生機=新品の定価は、700,000円)の読み取り不良(ディスクのAsideを読み込めない=ドライブユニット摩耗による読み取り不良)を修理完了して、修理完了品を搬入されました。交換部品代は、バッテり660円・ソニー製ドライブユニット129,600円・DVDラベル870円、受け付け検査料5,000円、技術料20,000円、運賃諸掛1,400円、消費税12,602円と、合計170,132円ですが、保守契約物件だったので請求は0円でした。保守点検修理契約に入っていると、不具合時の迅速な修理・急な代替え品の貸し出しをしてもらえますので、非常に安心していられます。ドライブユニットが新品になったので、あと少なくとも7~8年(業務用製品のソニータイム)は使えるでしょう。



(17/7/28金曜分)
最後の患者さんが終わった18時30分ごろ、ネットで事前に申し込んでおいた(株)ニチイ学館の「患者さま満足度調査」(9/1~9/16実施)について、ニチイ学館仙台支店から1人説明に来られた。「平成28年度全国統一患者満足度調査結果」の結果も頂きました。2階の院長室に上がったら、6月にやったQLifeの「患者さんの声」調査キャンペーン結果の報告書が届いていました。おいおい、ネット上に「口コミ」として登場するでしょう。





院長周辺雑記のページに戻る

▲HOME