院長周辺雑記(35:2009年10月分)




(09/10/4日曜分)
夜は、奥さんのお母さんの誕生祝いで、奥さんの弟(鷹野敏明(外部リンク)先生・TAKANO's page (外部リンク))さん家族たちと、アーバンドック ららぽーと豊洲(外部リンク)のスペイン料理屋さんスペインバルバルデゲーララポートトヨス(外部リンク)で会食。み●子お母さんの住まい(24F)から、地上1Fiにおり、
ゆっくり歩いて10分の所。私は、スペインビール2種を飲みました。ご飯物のパエリヤ以外は、お酒のおつまみに最適。7名で26000円は妥当なところか。夜は、ゲストルーム(ツインで二人で5000円・・安すぎ。アニメティーも充実し、一流ホテルの一人20000円なみ)にお泊まりです。



(09/10/5月曜分)
9/27日曜の、休日当番医の振り替え休日として、お休み。朝8時すぎに、豊洲から都営バス(東15系統)200円で、東京駅八重洲口まで。JRで上野駅まで、タクシーに乗り換え、東京大学病院耳鼻科の新患予約時間9時40分に、余裕で到着。前回(連休中の9/22)の予行演習が役立つ。歯根嚢胞の鼻腔からの内視鏡手術につきハナの(近藤健二)先生にうかがったところ、東北大学病院耳鼻科でも歯根嚢胞の鼻腔からの内視鏡手術やってますよ。とのことで、近場の東北大学病院耳鼻科にまかせることにいたしました。



(09/10/7水曜分-1)
月1回(第一水曜日午後)の産業医活動。午後2時からトーカドエナジー白石工場で安全衛生委員会。6つの議題がでる。新型インフルエンザにつき質問が多い。季節性インフルエンザの予防接種は、今年より希望者を募ってまとめてから、11月某日に当院より看護師さんと団体で出向いて、一気に接種する予定。
午後3時から4時まで、第二倉庫の職場巡視となる。築年数が古いので、台風18号の被害が心配される。


(09/10/7水曜分-2)
トーカドエナジー白石工場から帰ったら、突然、白石市医師会より宮城県医療整備課から発出されたコピーファックスが来ていていて、10月9日までに出せという「国から受託する新型インフルエンザワクチンの接種受託医療機関を受託するかしないかの書類」を書けとのこと。付随して数十頁になる資料もきた。これを読み込んで、2日以内に報告しろとの宮城県医療整備課。自治体も厚労省に振り回されて、あたふた。私は、全ての資料を読み込んで決定するつもりだ。
あくまでも自由診療(価格は医療機関ごとに自由に定めて良いことになっている)である接種料金を、国が定めた公定価格でやりなさいというのは、独占禁止法に違反している。しかし、通知には、「公正取引委員会より理解を得ている」との記載。理解を得ているとは、認めてはいないと同義であろう。非常時には、国の裁量で、独占禁止法もどうにでもなるものなのか。



(09/10/8木曜分)
巨大歯根嚢胞が前日の夜から腫れて痛み、痛み止め飲んでも、痛くて何も出来ない。何も判断出来ない程の疼痛。すでに硬口蓋の骨が溶けており、腫れると上顎から口内に拇指頭(親指の先)大に飛び出て、会話するにも発語に不自由する始末。口腔内より21ゲージ針と10mLのシリンジで嚢胞内容物を穿刺吸引、培養・感受性に出す。後日、嫌気性菌と判明。LVFX・CLD・FOM等に感受性あり。次回に腫れたら、クラビット錠500mgを併用してみよう。



(09/10/9金曜分)
手術を、ついに決心し、東北大学病院耳鼻咽喉科・頭頚部外科(外部リンク)を奥さんの車に乗せられて初診となった。東北大学病院の駐車場は、車一台分の駐車間隔が広いので感心した。4Fの耳鼻科診察室で、問診・耳鼻科の基本的診察・喉頭内視鏡検査を受け、持参した刈田病院で撮ったCTも参考に、今後の検査(造影CT・MRIなど)の予定、鼻専門医の診察予定日を決めていただいた。
早速、10月の診療カレンダーを訂正しなければ。手術は、できれば12月中旬が良いのだが。



09/10/10土曜分)
午後5時30分より、奥さん(Vn)が所属する弦楽合奏団「アンサンブル・センプリーチェ」の演奏会を、母と一緒に、うちの菩提寺東漸寺本堂に聴きに行った。妹や従兄の嫁さんも、聴きに来てくれた。母はセンプリーチェ主宰の住職の那波さんにも、ゴディバのチョコレートを贈ったので、私は奥さんに(そのことは全く念頭になかったのだが、当日午前に当院の優しいスタッフさん達に指摘され)花束を届けた。
曲目は
『真宗宗歌』
モーツァルト「カルテットK.157」:Vnは奥さん。
ビバルディ「チェロとチェンバロの協奏曲」:チェロは住職の那波さん、チェンバロは佐々木さん(約十年前に、私夫婦が木曜会忘年会幹事で、演し物にバロック古楽器合奏団=ビオラダ・ガンバの故大橋先生にプロデュースいただいた=を仙台の勝山閣に招いた際の、チェンバロの譜めくり役をお願いした方)。チェロには、プロの女性チェリスト明珍さんも、友情出演に駆けつけてくれたようだ。
ビバルディ「バイオリン協奏曲Op.3-9」:奥さんは2nd.Vn。
『みほとけは』
バッハ「音楽の捧げもの」:奥さんは1st.Vn。
ホルスト「ブルックグリーン組曲」:奥さんは2nd.Vn。
『恩徳讃』
である。
『・・・・・』の曲目は、お寺さんらしい。畳敷きのお寺の本堂にしては、手作りの音響反射板が適宜に設置され、音響条件が良好で響きが良かったのには、驚かされた。



(09/10/16金曜分)
明日17日京都で開催されるJDDW2009学会出張にて、前日の16日、診療終了後の夜に白石市から東京に新幹線移動、ホテルメトロポリタン丸の内に寝るだけの一泊。夕食は、東京駅構内からホテルに向かう道筋のキッチンストリートの一画にある、銀座筑紫樓のふかひれ麺専門支店筑紫樓八重洲店で、私はふかひれ姿煮込みつゆそば『排翅湯麺』、奥さんはふかひれ煮込みつゆそば『頂上麺』を暖かく頂いた。ここ筑紫樓のふかひれは、宮城県気仙沼産だそうだ。
ここだけの話、筑紫樓銀座本店のランチセット・コース=特製ふかひれ姿煮込みセット(毎日11:30〜14:30(L.O.)2800円)は、大量のふかひれ姿煮込みもついた数品のメニュー(1.筑紫樓特製ふかひれ姿煮込み・2.大正海老とフルーツのマヨネーズ和え・3.季節野菜の蟹ソースかけ・4.香港飲茶・5.スープ・6.漬物・7.ご飯・8.アンニントーフ)で、美味しくお得です。9月の連休時に連泊したホテル(ホテルグレイスリー銀座)のB1Fにあり、昼時は行列ができてました。



(09/10/17土曜分)
5時起きで、東京始発の「のぞみ」で京都へ。京都駅より地下鉄で、宝ヶ池畔の国立京都国際会館へ9時には到着。今回のJDDW2009(第17回日本消化器関連学会週間)参加の目的は、大会議場での「教育講演(JDDW)『消化器疾患のトピックス』」聴講である。朝9時00分から途中のランチョンセミナー(私は、大塚製薬梶wGERDの病態とPPIの光と影』に参加)を挟んで午後4時30分まで、ほとんど1日がかりの、お勉強。参加5学会の最先端の話題が耳学問でき、お値打ち感がある。奥さんは別行動で、京都市内を散策。
教育講演1(JDDW):『FGID(FD、IBS)』 福土 審先生(東北大大学院・行動科学) 司会:原澤 茂先生(済生会川口総合病院)
教育講演2(JDDW):『H.pylori感染』 上村直実先生 司会:千葉 勉先生
教育講演3(JDDW):『IBD』 渡辺 守先生 司会:日比紀文先生
教育講演4(JDDW):『ウイルス肝炎』 泉 並木先生 司会:滝川 一先生
教育講演5(JDDW):『AIPとPSC』 川 茂幸先生 司会:税所宏光先生
教育講演6(JDDW):『内視鏡外科手術』 北野正剛先生 司会:安藤暢敏先生



(09/10/19月曜分)
昼頃に突然、興和薬品の重住さんが(注文かけてもいない)新型インフルエンザワクチン3瓶(医療従事者6名分)を持ってきた。宮城県からの新型インフルエンザワクチン初回の配布である。あとで伝票を見て、消費税分一円未満切り上げ(医薬品卸が納入する際の、消費税分計算法の商習慣)となっていた。確か厚労省通知書類での価格面については、切り捨てとなっていたので不審に感じたが、計3円のことなので問い合わせしなかったが、後日3円の値引き伝票が来たので納得できた。
ニュースでは、最優先接種対象者である医療従事者の新型インフルエンザワクチン接種が始まったとの報道が各局であった。
予診票・接種済み票・接種者届け出で報告書・副反応届け出で報告書などの書式は、いまだに通知がこない(後日10/28に、白石市役所の職員さんが、一連の書式書類持参で説明に来て下さった)ので、接種は実はまだ実施できない状態。当院では院長の判断で、暫く全国での副反応出現の様子をみて、書類が揃ってからの接種となった。それまで医療従事者2万人は、いわばモルモット役を仰せ使われたわけだ。



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