院長周辺雑記(70:2012年9月分)




(12/9/3月曜分)
毎年参加している秋のJDDW。今年も10月の『JDDW 2012 (第20回 日本消化器関連学会週間)』(外部リンク)=SAVEpdf書類(227KB)に参加することに決めた。最近は毎年参加しているので、学会認定専門医の更新には充分過ぎるほどの参加である。今年は神戸で開催される。教育講演・医療機器展示会が良い見所だ。教育講演を聴いていると、耳学問で消化器分野の最新の知識がUp-to-dateできる。教育講演の受講者は単位取得目的の若い先生が多いが、私は単位取得より卒後研修の一環として重要と考えている。医療機器展示会では、実物を見て触れ質問できる(メーカーさんの当院へのデモ機貸し出しのような、時間的費用的負担がなくてすむ)ので良いと考えられる。百聞は一見にしかずなのである。
決断が遅れたので、ホテルは予約でいっぱい、会場になるポートピアホテルは取れず、近くのホテルパールシティ神戸(外部リンク)のツインが10/12・10/13と取れた。



(12/9/11火曜分)
18時からの【白石市医師会学術講演会】に行ってきた。
開催場所は白石市「パレスリゾート白石蔵王pdf書類SAVE(342KB)」だが、東日本大震災の地震による被がいで大規模半壊に認定され、公共のように供せないので、行政指導により平成24年10月1日より解体される建物だそうだ。なんか危なっかしい気分。平成24年9月23日をもって営業を終了し休館となるそうだ。
パレスリゾート白石蔵王
参考:パレスリゾート白石蔵王より8月7日に届いた挨拶状pdf書類(20KB)
前回8/29水曜に、白石市三師会講演会・懇親会で利用したが、翌8/30早朝に仙台で震度5の地震が発生したばかりである。建物内部にいて地震となって停電でもしたら、パニックになりそう。
10月以降から、白石市内での講演会などの会合は「舞鶴会館(外部リンク)」が使われるそうだ。
舞鶴会館
18:00〜18:30は、情報提供 『異なるDPP-4阻害薬ネシーナ(外部リンク)とは〜』が、武田薬品工業株式会社仙台営業所の落合泰光先生が行なった。特別講演は18:30〜で、医療法人社団蔵王会仙南サナトリウム副院長の本多修先生が座長となり、みやぎ県南中核病院神経内科科長の菅野重範先生(平成13年東北大学医学部卒)が演者となり、特別講演 『認知症性疾患の鑑別診断と治療〜アルツハイマー病、レビー小体型認知症、特発性正常圧水頭症を中心に〜が行われた。神経内科の先生の、鑑別診断と治療の講演は、内科的に良くまとめられて非常に分かりやすいものであった。白石市医師会医師18名+その他医師会医師8名=計26名が参加した。共催は、白石市医師会/武田薬品工業株式会社/ヤンセンファーマ株式会社で、日本医師会生涯教育講座:1.5単位(CC:8.医療の質と安全、9.医療情報、29.認知能の障がい)を頂いて帰った。



(12/9/13木曜分)
昼休みと午後の診療を一部つぶして(13時30分〜14時50分)、【平成24年度 第1回 白石高等学校学校保健安全委員会】に、内科校医として出席した。新校舎のシックハウス症候群は、最近は殆ど問題となっていないようだ。成人の手足口病の流行が全国的に話題となっていたが、白石高校でも8〜9月にかけ手足口病の発生が散見されている。糞便に出るウイルスの接触感染なのだが、手洗いの励行どころか、スポーツドリンクの回し飲みが誘因となっているそうだ。養護教諭の先生が常々声掛けしているが、回し飲みの習慣は、なかなかなくならないそうだ。
本日、故 加藤 大祐 先生が、従六位・旭日双光賞を受章された。



(12/9/18火曜分)
平成24年7月〜9月分の仙南地域広域行政事務組合の白石Aブロック介護認定審査会は、本日が最終日。介護認定審査会は、2週間に1回のペースで火曜日に開催された。ただし、8月は盆休みで1回のみであった。今回は互選で委員長=議長に当たってしまい、遅刻せぬよう17時40分には診療終了して会場の白石市役所庁舎3F小会議室に通った。議事の進行は、とても簡単な議長次第(決められたアルゴリズム)に沿って行うので、二次判定結果で要介護1・要支援2となった症例の「状態の維持・改善可能性にかかる審査判定」でしか判断力を要しない。簡単に言うと、行政事務方が事前に作った出来レースで、後日に被保険者側から何かクレームでもあって裁判になったら、我ら審査会メンバーに責任転嫁される仕組み。で、堂々と議事録作成のためと称して、会議での発言は彼らに全部録音されていて、裁判での証拠とされる。なので、私は、最終日には早口で31例を20分余りで終了させた。爽快である。20〜30分で費用弁償(介護認定審査会委員報酬)11700円もいただけるのだ。介護認定審査会は4人の委員で構成されるので、1回46800円。事務方職員さんの残業代も、いくばくか、かかるだろう。行政の責任で要介護度決定し、こんな形だけの有識者で構成される介護認定審査会なんて止めたら、全国的にどれだけの節約になるだろう、とメンバー皆が感じている。でも、行政は責任を取らないのが原則である。
参考:議事進行の一例=「次はNo022の方。88才女性、更新申請、前回は要介護3、今回一次判定要介護4、三点セットに矛盾はありませんか?。なしとのことで一次判定結果を要介護4に決定します。この一次判定結果を変更する必要性は、三点セットの記載から読み取れますか?。ないとのことで二次判定結果を要介護4に決定します。次はNo023の方。・・・・・」。と進んでいく。一症例1分もかからない。何故なら、三点セットの矛盾点は行政が事前にチェックして修正しているので有り得ないし、一次判定結果を変更するに必要な記載は、三点セットに大きな矛盾点がなければ出てこないからである。
良識(良心)ある先生方(●松先生・●竹先生など)は、介護認定審査会委員を自主的に辞退されているようだ。私も辞退したいものなのだが、辞退はしません。



(12/9/19水曜分)
オムロン携帯型心電計 HCG-901
発作時心臓活動記録装置であるオムロン携帯型心電計 HCG-901(外部リンク)一式と判読支援ソフトHCG-SOFT-CL1とのセットpdf書類(6.89MB)が納入され、午後4時頃にオムロンコーリンの担当者さんから、私と看護スタッフ一同が使用法のレクチャーを受けた。新しい医療機器が導入される毎に、新しいことを覚える必要性が生じ、頭の体操(脳トレ?)となるので看護スタッフ一同には喜ばれているようだ。
オムロンコーリン携帯心電計(外部リンク) HCG-901 希望小売価格¥210,000(税込)+判読支援ソフト HCG-SOFT-CL1 希望小売価格¥52,500(税込)=¥262,500のところ、「期間限定メーカー直販特別セット価格(税込)¥10万」とのDMが来たので、すぐオムロンコーリンさんにデモに来て貰って、説明を受けて、即日即断したのだ。
後程、ネット通販で価格を調べてみると、本体が¥138,000、ソフトが¥36,750、セットで¥174,000が安いところ(外部リンク)のようだ。
この携帯心電計は、毎日ではなく時々に動悸を感じる患者さまに、4〜5日(症状が出て記録できたら翌日終了)貸し出しして、自宅や外出先で記録して、不整脈の有無・性質・頻度を解析するものである。保険診療点数150点=1500円で、三割自己負担では500円で実施できる。24時間持続して心電図を記録するホルター心電図は、保険診療点数1500点=15000円で、三割自己負担では5000円もかかる。24時間ホルター心電図を実施中に、症状が出ないことが時々みられる。5000円がムダになる。このような患者さまのスクリーニングには有用であろう。



(12/9/22土曜分)
本日22日は土曜日だが、国民の祝日=秋分の日である。秋分の日は毎年9月23日だが、天文学的には、116年ぶりに9月22日が秋分の日になった(外部リンク)そうだとテレビで流れていた。
祝日休みの本日は、当院(塚本内科消化器科=通称:塚本消化器内科)が、輪番の順番で、内科系の休日当番医にあたっている。
本日の輪番の順番の外科系の休日当番医は、「こまつ外科・内科クリニック」(外部リンク)である。当院より210mの近い距離に、当院より新しく開業された外科クリニック(院長の小松和久先生は外科専門医資格をお持ち、しかし内科認定医資格はお持ちでない)である。近くて、お互いの建物や駐車場の車が、良く見える。
当院は消化器内科(逆に、当院の院長は、内科認定医資格と、消化器病専門医・消化器内視鏡専門医の資格を持っている。外科専門医の資格は持っていない。)なので、以前は軽い外傷の方が来られても対応に苦慮(10倍の2100m先の刈田病院外科を紹介)していたが、近くに外科クリニックが出来て、患者さまにも大変便利となり有り難い。「すぐ、あそこに見える外科に行ってみて下さい。」と説明している。
いまだに自由標榜制なので、医師であれば(麻酔科以外の)何の科目でも標榜して開業できるのです。



(12/9/25火曜分)
仙南保健所より、明日が『せんなん禁煙チャレンジウィーク2012』(外部リンク)SAVEpdf書類(152KB)参加申し込みの期限です、との電話あり、2010年pdf書類(140KB)・2011年pdf書類(139KB)に続けて参加するため、ダウンロードした参加申込書に記入pdf書類(132KB)し、早速FAXした。当院院長が産業医をしている花菱縫製株式会社(外部リンク)白石工場トーカドエナジー株式会社(外部リンク)白石工場さんも禁煙に対する意識が高いためか、2010年・2011年と2年連続で参加している。伸びている会社は、何故か禁煙の意識レベルが高いようである。
チャレンジウィーク中の10/1〜10/7まで、当院は『敷地内禁煙』にチャレンジし、玄関外の灰皿・椅子撤去を実施する予定である。
当院の院長は禁煙成功者(私は20才の誕生日に自販機で初めてセブンスターを購入し、ヘビースモーカー道に精進していった。香り命のパイプ煙草にも趣味が高じて、銀座の「菊水」にも出入りするようになり、高名海外作家の高価なブライアーパイプを入手したり、一生かけて良い色にするべく繊細な彫刻が施された練り物でない本物の高価なメアシャムパイプを購入して色づけの計画を立て実行したり、結構はまっていった。ところが29才になり、1日16時間の医師国家試験の受験勉強に忙しく、1日2箱吸っていたセブンスターを買いに行くのも忙しく忘れていたら、面倒くさくてタバコを吸わないことに慣れてしまった自分に2週間後には気付いた。じゃ吸わなくてもいいかと、止めてしまったら、止めてそのままであった。ところが2年後、なにげにセブンスターを誰かがくれて、吸ってみたら、妙に甘く旨い。で、又、喫煙道に精進することになる。「今日も元気だ煙草が旨い」。その後の喫煙経過は長く、今回は説明を割愛するが、結局は15年前に、又、喫煙を忘れてしまった。)である。職員にも、喫煙者はいない。



(12/9/28金曜分)
夜に白石市医師会関連の会合がある場合、通常は午後の部の診察の受け付けは早めに(17時40〜50分)終了とするのであるが、本日の【認知症地域連携講演会pdf書類(140KB)は、メーカー主催で白石市医師会との共催でなかったため、通常どおり午後の部の受け付けを18時00分としたためか、18時00分までの駆け込み診察申し込みが多く、診療が終わったのは19時10分をまわったため、残念ながら断念して会場の舞鶴会館には行けなかった。楽しみにしていた( 日本医師会生涯教育講座:1.5単位)ので残念であった。残念なので、以下に今回の講演会のプログラムを記してみる。

認知症地域連携講演会】 18:20〜20:00:白石市・舞鶴会館(外部リンク)
製品紹介:18:20〜18:30『リバスタッチパッチ』小野薬品工業株式会社学術部
座長:医療法人社団蔵王会仙南サナトリウム副院長 本多 修 先生
一般講演:18:30〜19:00『当院における地域連携の取り組み
仙南サナトリウム医療相談室精神保健福祉士 伊深 美佐 先生
特別講演:19:00〜20:00『認知症治療UP-to-Date〜新規抗認知症薬の有効性・使用法について〜
医療法人湖山荘あずま通りクリニック院長 小林 直人 先生
日本医師会生涯教育講座:1.5単位
(CC:5.医師-患者関係とコミュニケーション、13.地域医療、29.認知能の障がい)
主催:小野薬品工業株式会社



(12/9/29土曜分)
白石市長の風間康静氏(白石市総務部総務課秘書係)宛の式典出席有無のはがきを、回報期限の10月1日に間に合うべく、奥さんに投函してもらった。いつも、ギリギリに間に合わせる私である。
式典の詳細は、(12/10/31水曜分)まで、公表しないようにとの、お達しであった。



(12/9/30日曜分)
台風17号の宮城県接近にて、NHK仙台は、深夜から台風情報に占拠され続けている。他の番組は中止ないし順延となっているが、これは致し方ないところであろう。
(業務連絡)これらの情報を参考にした結果、明日10月1日の診療は通常どおりである。朝2本の検査も予定どおり(25時24分発令)。




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